2016東北社会人リーグ第18節

水沢サッカークラブ 1-0 新日鐵住金釜石サッカー部(前半0-0、後半1-0)、ふれあいの丘公園多目的広場
 
朝晩の冷え込みが厳しくなってきた1030日、今シーズンの最終戦となる東北社会人サッカーリーグ第18節を行いました。今シーズンは不安定な戦いが続き、現時点で8位と降格圏に位置しますが、今日の試合で勝点3を奪えば、7位に順位を上げることが出来る大一番となります。
 
新日鐵住金釜石は前節に2部北ブロックの優勝を決めており、今シーズンは2度対戦し、2敗の相手ですが、今日はどうしても勝利しなければならい状況です。先発メンバーは、GK31根本一平、DF②宮田秀斗、⑧佐藤健喜、⑱川島佳輔、⑲佐藤達也、MF⑪千葉龍二、32田村昭太、⑤伊東岳、⑨佐藤史也、⑭石母田弘、FW22佐藤訓久となりました。
試合直後は両チームとも中盤での主導権を奪おうと激しいチェックの応酬が続きます。なかなかシュートまで持ち込むことが出来ずにサイドでの攻防が続きますが、徐々に相手に押し込まれます。しかし、今日は中盤から守備の意識が高く、良いカバーリングが出来ていて相手にも決定的なチャンスを作らせませんでした。前半の30分過ぎからは自陣でのプレーが多くなり、セットプレーやロングボールからシュートまで持ち込まれる場面も見られましたが相手のシュートは枠を捉えきれませんでした。前半43分、相手ゴール前で得たフリーキックから⑪千葉龍二が直接狙いましたが、これは相手ゴールキーパーのファインセーブで防がれてしまいます。前半はこのまま0対0でハーフタイムを向かえます。
 
今日のテーマであったロースコアゲームに持ち込むことと、コンパクトな守備からのカウンターが出来ていましたので、その部分はしっかりと続けながら、ロングボールに対するカバーリングをすること。少ないチャンスをしっかりとものにしようと確認して後半に臨みます。
 
後半もしっかりとした守備ブロックを意識しながら、中盤でプレスをかけ続けました。徐々に相手も疲れが見え始め、狙っていた中盤でのボール奪取が出来るようになり始めます。サイドを起点として、32田村昭太が中盤からミドルシュートを狙いますが、これは相手ディフェンスに防がれてしまいます。後半34分、中盤左サイドでの争いから⑳高橋大が奪ったボールをうまく持ち込み、32田村昭太にパス、一呼吸置いたところで相手のでフェンスラインの裏に抜け出した⑭石母田弘がシュートモーションに入ろうとしたところを相手選手が後方から押し倒してPKを獲得します。このPKを⑲佐藤達也が落ち着いてゴール左サイドに突き刺し先制します。その後は今日のポイントとなったサイドの選手を交替しながら守備の意識を強くします。相手も最後の力を振り絞り得点を狙って前がかりになりますが、今日は最後まで全員が集中力を切らさずプレーを続けました。後半のロスタイム3分が過ぎ、主審が試合終了の笛を吹きました。最終戦で優勝を決めたばかりのチームから勝点3を勝ち取り、年間順位も7位として自力での東北社会人リーグ残留を決めました。
1年間、リーグ戦では不安定な戦いが続き、皆さんにも悔しい思いばかりをさせてきましたが、最終戦では、しっかりと気持ちの入った試合で結果を出すことが出来ました。
来シーズンに向けて、体制も含めて勝つための準備をしたいと思います。長いシーズン応援いただきましてありがとうございました。
 
 
公式記録は東北リーグ公式ホームページでご確認ください。
http://www.tohoku-sl.jp/